1歳馬のディープインパクト
ディープインパクトは当歳馬の時02年10月にノーザンファーム遠浅の厩舎 に移り03年9月にノーザンファーム早来の横手厩舎に移動した。 横手厩舎にて人を乗せる訓練をして、のちに本格的な調教を始める。 育成を終えた2歳馬は東西のトレーニング施設に行くことになっている。
横手厩舎では兄ブラックタイドよりディープインパクトのほうがいいという 評判だったというが、素質を見抜いたというわけではなかったと いう。ディープインパクトの周りにはのちにライバルとなるアドマイヤフジ ・ヴァーミリアン・などがいてその中で小さい体のディープが目立つ わけがなかった。
ディープインパクトは走るのがものすごく好きで夜間放牧などで蹄から血が でるほど走り回っていたという。 しかし、それ以外に大きな怪我も無く過ごしたらしい。
元気がいいディープインパクトは落ち着きがなかった為、担当する調教スタッフは 伊津野貴子という熊本県出身の女性に決まった。 彼女は調教中のディープインパクトの機敏な動きに驚いたらしく何回か落された。 横に跳ねた動きをするのがとても早く素早い体が柔らかいんだなぁと印象を もった。
*サラブレットは横方向の動きをすると故障の元になる可能性が高いらしい。
あの名馬トウカイテイオーも、他の馬が牧場の柵を超えようとし失敗(柵に脚を 引っかけたり、着地するのにコケたり)している中で、鮮やかに飛び超 えることができたのはトウカイテイオーだけだったらしい。 すでにその頃からバネという跳躍力があったと証明した。
ディープインパクトは伊津野という女性に心を完全に許していて、信頼していた。 もしかすると調教師池江以下をはじめとしたスタッフのいう事を聞いて いたのは、伊津野貴子さんの力があってこそだったのではないかなと 思う。