第65回皐月賞
05年4月13日皐月賞の追い切りが行われた。ここでも武豊騎手の「体内時計」を狂わせ予定より早くなった。しかし、池江調教師は「時計が早くなったのは体調がいいという事」と話し、仕上げは万全だった。この頃から、武豊がディープインパクトの走りを「飛ぶような感じ」と評していた。
飛ぶという感じは分からないが、化学的に調べられ、馬の走る際の脚の運び方が違う事が分かったらしい。ディープインパクトは飛びが大きい為に、飛んでいるような感覚に陥るのだろう。
しかし、中山競馬場芝2000mのコースは小回りで先行馬が有利と言われている為ディープインパクトにとっては有利とは言えないコースだった。実際に、第58回皐月賞で武豊騎手騎乗の大本命スペシャルウィークが2番人気の逃げ場セイウンスカイに敗れている。
(ただ、セイウンスカイは後の菊花賞をレコードで勝っている為弱い馬ではなっかた)
05年4月17日、晴れたのと3冠馬という期待もありパドックは満員だった。 僕はテレビで観戦していたのだが、牡馬しかいないのになんか牝馬が混じっている様な感覚になった。落ち着きがない馬が多かった。たぶんパドックを観ている人の数が多くどの馬も異様な感覚になって いたのだろう。
ディープインパクトも落ち着いているわけではなかったが、この馬に限っては「走りたい」という気持ちが全面にでていただけだろう。
本場場入場し、ゲート入りが始まった。ディープインパクトはすんなりゲートに入ったが16番のアドマイヤジャパンがゲート入りを嫌った。その際に係員が鞭などを使用した為その音にディープが反応しゲートの中で首を上下に動かし始めていた。
テレビで観ていてもまずいなぁと思った瞬間ゲートが開いた。入れ込んだせいもありディープインパクトはバランスを崩し落馬しかけた。なんとか態勢を取り戻しスタートしたが他馬よりだいぶ遅れをとった。
(ちなみに武豊は02年の菊花賞で池江泰郎厩舎のノーリーズンに騎乗したがスタート直後に落馬し競争中止になった・・・馬券を買っていた僕はテレビの前で数分呆然としたのを覚えている↓)
先頭を切ったのは前走アーリントンカップ(阪神競馬場 芝1600m GV) を制したビッグプラネット。ペースは早くもなくスローでもなかった。
3コーナー手前当りからディープインパクトは徐々にペースをあげ3コーナーでは中団に位置をあげ4コーナーで武豊騎手のGOサインがでた。その時初めてディープに鞭が入った。
僕はディープインパクトの反応が悪く鞭を入れたのだと思い一気に心配になったが、直線はいつも通りのディープだった。残り5・60mは流しているだけだった。
僕はその時3冠を確信した。先行勢有利と言われる中山でこの圧勝劇・・・負けるわけがない!!
表彰式で武豊騎手は人差し指を立てた。・・・まず1冠目という事だったのだろうか・・・。
レース終了後の共同記者会見で、鞭を使用した事について武豊騎手は「手応えが一瞬無くなった為」と話していた。あの瞬間は、もしかすると・・・って思ったけどね・・・。 (一応ディープ抜きの3連単も買っていた苦笑)