第50回有馬記念
3冠馬となったディープインパクトはレース後もケガもなく順調だった。ファンからすれば次走なんのレースに出走するかが注目だった。年内に行われてディープインパクトが出走できるのは
・05年11月29日のジャパンカップ
・05年12月25日の有馬記念
(マイルチャンピオンCもあるが出るわけがないので省略)ファンとしては2走とも出て欲しいがGTを3戦使うのは人馬共に負担が掛かる為、競馬新聞・テレビなどではどちらか1戦だろうという予想だった。菊花賞の8日後、10月31日池江調教師から今後のディープインパクトのスケルージュが発表された。
「次走は有馬記念になりました。」 菊花賞後、有馬記念に向けて調整を行っているという事だった。
ただ僕的には有馬記念でもいいが、どちらかというとジャパンカップが良かった。ジャパンカップは東京競馬場 芝2400mで行われる。ディープインパクトにとってはうってつけの競馬場である。広く長い直線。もっともディープ自身も好きだと思う。(勝手な考えね。走るのが好きだから広い方がネ・・・)
対して有馬記念は中山競馬場 芝2500mで行われる。皐月賞でも述べたが中山競馬場は先行有利な競馬場である。直線も短く、差し・追い込み馬には有利とはいえない場所である。どっちかっていうとみんなジャパンカップの方が良かったんじゃないかな。
ただ、有馬記念に出走しようが、ジャパンカップに出走しようがディープインパクトが負けるなんて思わなかったけどね。
05年12月25日。
レース当日、ディープインパクトは単勝1.3倍という支持を受けていた。前年度秋の3大競争(天皇賞 秋・ジャパンカップ・有馬記念)を制したゼンノロブロイ、03・04年宝塚記念・03年ジャパンカップを制したタップダンスシチー、前走驚異的な末脚をみせたハーツクライ。GI馬が集まったがディープは断然1番人気だった。
負ける訳がない・・・。
返し馬が終わり各馬ゲート入りを初めている。この時僕は菊花賞の時のようなドキドキした気持ちはまったくと言っていいほど無かった。ディープインパクトは勝つ。今回もいつもの外からのまくりで上がってきて、直線ものすごい末脚で圧勝すると思っていたからだ。
16頭目の馬がゲートに収まった。スタートした。ディープインパクトはいつも通り遅れ気味でスタートした。1周半する今回も最初は少し行きたがっていたが、菊花賞ほどひどくなくすぐ折り合いがついた。 少し気になったのがハーツクライ。
いつもはディープインパクトと同様最後尾からレースを進める馬が前から2・3番手の位置にいる。しかしちょっと気になっただけで特になんかを考えた訳では無かった。(馬券をちらっと見て、あぁハーツは消えたかと・・・)3コーナー辺りからいつもの様に外からディープがまくり気味に進出してきた。
4コーナーでほぼ先頭集団につけた。先頭はハーツクライ。外からディープインパクトが必死に追い上げて来る!!しかし!!いつものディープじゃない?!なかなかハーツクライとの差が縮まらない!!・・・結果・・・半馬身届かなくディープは・・・負けた。
テレビで観ていたがこんなにショックな事はなかった。数分呆然とした。正直ハーツクライを恨んだ。何で先行策なんだよ!!ルメール!!・・・けど負けは負け。ラスト3ハロンは34秒6。メンバー最速とはいえディープ「らしさ」が無かった。
レース後武豊騎手も「残念」を連呼した。本当に悔しそうだった。
ただ、負ける事で強くなる事は出来る。負けないと強くなれない事だってあるはず。すごく残念だったけどまた来年、もっと成長し無敵になったディープインパクトを観れる事を信じようと心の中で思った。