第26回ジャパンカップ
凱旋門賞を残念だが失格という結果に終わったディープインパクトは残りの国内最後の2レースを残す事となった。国内復帰戦はジャパンカップに決まり(東京競馬場 芝2400m GT)、チーム・ディープは全力でジャパンカップを優勝しなくてはならない状況になった。勝たなくては今までのディープの成績がすべて否定されることに成りかねない。
実際に僕の周りで「ディープは薬を使ってたから強かったんだ」とかいう奴もいた。(僕はめっちゃ否定したけど・・・だってディープインパクトは強いもん!!あんな勝ち方する馬は今までいなかったじゃん?!)
このジャパンカップでいつもの圧勝劇をしなくてはファンは納得しないような感じだった。僕もその一人だったのかもしれない。凱旋門賞の悪夢を払拭してくれるのをファンは願っていたと思う。ディープイ ンパクトがディープインパクトである為に。
11月22日ジャパンカップの本追い切りが行われた。ディープインパクトは絶好調な動きだったらしい。体調がよく天皇賞 秋(東京競馬場 芝2000m GT)に出走するかも?!という情報も流れていたが、僕はそれに大反対だった。
海外で1戦したのに国内で3戦するというのはディープインパクトにとって大きな負担が掛かるし最高のパフォーマンスができるのか?!という点で疑問が残るからだ。
人の事も考えても陣営にも負担が掛かる事は間違えなかった。それが考慮されてか国内は2戦のみとなった。しかしそのくらいの良い体調だという情報はすごく安心した。陣営のけして負けないという意志がディープインパクトにも伝わったのかもしれないね。
11月26日レース当日・・・東京競馬場(晴れ) 馬体重は今までで一番少なく436Kgだった。僕はテレビで聞いたときになんも思わなかったが解説の人たちは「どうでしょう〜・・・」的な感じだった(笑)でも前から体重は少なく元々脂肪がつく体質ではなかったからなんも感じなかったのかもしれない・・・僕は・・・さすが俺!!・・・。
メンバーを考えると正直寂しく、海外馬はわずか2頭だけだった。その内の1頭がヨーロッパ最強牝馬と言われるウィジャボード。国内では唯一ディープが負けたハーツクライが相手くらいだった。
しかしハーツはレース前に喉鳴りの兆候があると報道されて実際僕の中では相手になるのはウィジャボードとドリームパスポートだけのような気がしていた。(ドリパスは菊花賞での末脚が良かったのと成績が安定していたから)
ほぼディープインパクトの為に行われたジャパンカップの様なものだった。競馬場に駆けつけたファンもそれしかなかったんじゃないかな。他の馬が勝つところなんて想像もしてなかったろうし・・・?!したくなかったろうし?!
レースが始まりコスモバルクが先頭に立ちペースを作った。ペースはスローになりゆっくりと流れていった。ディープインパクトは最後方からいつも通りレースを進めており3コーナーに差し掛かるとこれもいつも通り外から巻くるようにあがってきた。テレビの前だが僕は立ち大声をだしディープを応援していた。
ディープインパクトも必死で走り武豊騎手も必死で追っていた。内で粘っていたドリームパスポートを外から抜き去りディープは優勝した。2着馬との着差は2馬身しかなかったが内容面では圧勝だったような気がした。
ラスト3ハロンもいつも通り33秒5で完璧だったし逆に2着馬のドリパスを褒めてあげたほうがいいような気がした。(馬券をとったからかもしれないけど・・・w)
ファンも熱狂したろうけど僕も負けないくらいテレビの前で熱狂した。ゴール板を過ぎた時になぜか涙がでてきた。安心したのかもしれない・・・やっぱりディープインパクトはディープなんだと・・・。レース後の武豊騎手もどこかホッとした様な顔をしていた気がした。
もっとも涙を流したのは池江調教師だったのかもしれない。インタビューで言葉を詰まらせた時はこっちもグッとくる感じになった。
僕ら素人じゃ感じる事ができないプレッシャーはすごかったと思うし、凱旋門賞失格という不本意な結果に陣営も大きな責任を感じていたはずだからだ。
色々な事が頭をよぎって涙を堪える事ができなかったんじゃないかな。僕もそれにつられてかボロボロ泣いてしまった・・・。
ディープインパクトの成績に汚点がついたのは残念だが後ろを見ていてもしょうがないし・・・ジャパンカップを勝って汚名返上にはなったんじゃないかなと思う。陣営みんなでもぎ取ったレースだと思うしディープもものすごく頑張ったと思う!!
ホントに心から良かったって思うレースだった。これで6冠目・・・あとはシンボリルドルフ・テイエム オペラオーに続く7冠目が引退レースの有馬記念のみとなった。